みなさん、ごきげんよう!
抹茶のりです‼
本日はバレンタインデー!
今年は日曜日に加えて、コロナの影響で
今までよりも静かなバレンタインデーに
なったことと思います。
そうした変化のなかで忙しく働いているのが
洋菓子店の職人さん(パティシエ)です。
以前クリスマスで紹介しましたが
ボクもかつては洋菓子店に勤務しており、
バレンタインデーの時期も経験したことがあります。
今回の記事は、
職人さんはバレンタインデーに向けて
どんな仕事をしているのか?を
自身の経験を踏まえて、カンタンに紹介していきます。
<バレンタインまでの仕事とは?>
当時働いていた洋菓子店は個人経営で
いわば町の小さなケーキ屋さんでした。
それでもバレンタインはクリスマスや年末年始、
入学・入園の時期に並んで、繁盛する時期です。
クリスマス~年始の繁忙期が終わると
バレンタインに向けて、チョコレートやクッキーの
仕込みを順次行っていきます。
チョコレートはバレンタインの時期限定で
トリュフや正方形の生チョコを作り、
クッキーはハート型やチョコ味のものや
チョコレートをコーティングしたラスクなどを
日替わりで作っていきました。
この時にネックだったのがチョコ作りで、
当時働いていたお店には
チョコレート作りに精通した職人さんがおらず、
全員で四苦八苦しながら
テンパリング(チョコの温度調整)をしました。
経験が浅かったボクの目から見ても
お世辞にもキレイな仕上がりとは言えず、
「自分なら他所で買うなぁ~」
と少々生意気なことを考えながら、
チョコ作りのサポートをしていました。
出来上がったチョコなどは個包装にしたり、
8個入・10個入などの箱詰めにしたりと
お客さんのニーズに応えられるように用意しておきます。
チョコレートやクッキーなどは
ケーキなどの生菓子に比べて保存期間が長いので
1月から仕込んでいても大丈夫です。
もちろん鮮度が良い方が美味しいのですが
通常の商品作りがありますので、
規模の小さいお店は早いうちから仕込まないと
間に合わないのです…(~_~)
<そして、バレンタインデー!>
バレンタインデーにチョコをプレゼントするなら
数日前から準備されると思います。
バレンタインデーの1週間前から
プレゼント用にチョコやその他のお菓子を
買いに来られるお客さんが徐々に増えていきます。
事前に用意していたトリュフや生チョコも
順調に売れていき、場合によっては
追加で仕込むこともありました。
そしてバレンタインデー当日になると
小さいお店ながらも、普段よりも多くのお客さん
特に女性の方々が来ていただきました。
開店直後の朝から徐々に客足は増え
夕方に近づくと、駆け込むかのように
学校帰りの学生や仕事帰りの方々が来店します。
あれよあれよとチョコやクッキーの他に
バレンタイン向けに作ったケーキなどが
飛ぶように売れていきました。
通常商品でザッハトルテもありましたが
これも特に売れていたのを覚えています(=_=)
閉店する頃には、あれだけ仕込んだお菓子が
数える程度しか残っていない状態となり、
バレンタインの凄さを毎回感心していました!Σ(゚Д゚)
<おわりに!>
今回紹介しました
バレンタイン時期の洋菓子店の仕事は
あくまでも町の小さな洋菓子店の様子であり、
都会の有名店や大規模のお店になると
忙しさの度合いは大きく変わります。
自宅で大切な人のために作るのとは全く違い、
手際よく・正確に・大量に
作らなければなりません。
もちろん愛情をこめて作ることは変わりませんが
お客さんに売るための商品作りという仕事となると
求められるレベルが大きく変わるので、
そのギャップに苦しむかもしれません。
これからパティシエや洋菓子に関わる道を目指す方は
- お菓子が好きという純粋な気持ち
- 客観視できる意識・視点
の両方を持つように心掛けてください!
実際に働くと、数々の苦労を経験することになりますが
頑張って乗り越えていけば
達成感やお客さんからの感謝の気持ちなど
作った人でしか味わえないモノが待っています!
興味のある方は是非、夢に向かって頑張ってください(^o^)/
長くなりましたが
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
それでは、ごきげんよう‼
抹茶のり