みなさん、こんにちは!抹茶のりです。
突然ですが、この記事を読んでくださっている
みなさんは ”おっちょこちょい” でしょうか?
特に後先考えずに突っ走ってしまったり
落ち着きが無くてミスが多かったり、等々…。
そういったコンプレックスを抱えて悩んでいる方が
多いのではないでしょうか?
実は…
脳科学的には ”おっちょこちょい” は武器になります。
複雑な現代社会において、おっちょこちょいのような
行動力がこれから必要となってくるのです。
前回に続き、茂木健一郎氏の
”結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方」”の
第2章になぜ、おっちょこちょいが良いのかが説明されています。
<おっちょこちょいがもたらすもの>
そのおっちょこちょいが良いとされる背景には
現在の社会が「リスクが取れる層・取れない層」の
二極化が進んでいる為です。
具体的には
リスクを取ることを恐れ、現状に甘んじる層
果敢にリスクを取って進化出来る層
この2つの差が深刻に広がっているのです。
おっちょこちょいな人は
冒頭にも述べましたが、マイナスなイメージを
持たれる方が多いと思われますが
成功するか分からないが、取り敢えずやってみる人
というプラスの面もあります。
そのように何事にも恐れずに前進することで
偶然の巡り合いを引き寄せる力
「セレンディピティ」を手にすることが出来ます。
それに加えて
・小さな変化を見逃さず、視野を広げて目配りをする「気付き」
・素直に受け入れる「受容」
この2つを心掛けて行動に移すことで
凝り固まった思考や状況を抜け出し
リスクが取れる人=すぐやる脳、となることが出来ます。
<リスクに向き合う>
リスクを取れる人になるのが良い、と述べられていますが
リスクは怖いもので、出来れば取りたくないものです。
しかし、ちょっとした心構えや準備をすれば
リスクを取ることへの抵抗を軽減することが出来ます。
最悪の状況を想定して心構えをしておくこと
つまり、常に臆病に徹して複数の選択肢・代替案となる
プランを立てておくことです。
このような対策を取り、ポジティブにチャレンジする人は
現状に不安を感じず、より大きな危険を求める傾向の脳に
なれると述べられています。
そのようなポジティブシンキングになれない、と
ネガティブになる方も多いと思いますが
いざという時、大きな決断をすることが多いのは
ネガティブ思考の方々に見られます。
悲観的にならずに、普段はじっとしていても
いざという時にしっかり行動出来ればいいのです。
成功したい、出世したいと考えた時
それらを成し得た人というのはリスクを恐れずに
果敢にチャレンジしていった人が多いです。
リスクを恐れて、上手く回避した(逃げていた)ため
すぐやる脳を鍛えられず、現状維持に留まっていたと
痛感させられました。
ネガティブ思考をポジティブに受け入れて
リスクを恐れない気持ちも育てることが
これから必要ではないのか、と思います。
<本当の謙虚さとは>
成功する人の中には自意識過剰、ナルシズムな方が
多いのでは、と思う人は多いのではないでしょうか。
茂木氏によると
謙虚な人ほど結果を伴った良い仕事をする
とのことで、謙虚だと自己評価を正しく行えます。
そして、自己評価が高い人は
「いかに自分にダメ出しできるか」を実践してる人で
自分というものを強く持っている人、と評しています。
地位や権力、他人の目を気にせずに
自分の道を進むストイックなマインド
例えると「ロックンロール」の様なマインドが
必要になるとも述べられています。
冷静に自分の能力を評価が出来て、自信があり
且つ、しっかり目標を持って努力が出来る人
つまり謙虚な人になることで、良い仕事をして
結果を残し、やがて成功につながっていきます。
今まで特に深く考えず、謙虚なほうが良いと思い
自分なりの謙虚さで振舞っていました。
しかし、本当の意味での謙虚さというのを
持ち合わせておらず、前述のような意識が
これから必要なのだと、ハッとさせられました。
<まとめ>
おっちょこちょい、リスクを取る、謙虚さ、と
一見、共通点が無いワードに見えます。
この本の主題である「すぐやる脳」になるには
博識で頭の回転が速い等、頭脳に重点を置くのではなく
3つのワードの長所を取り入れて、精神的・内面的に
自己を高めることが、これからの社会にとって
ひいては自分の将来に必要不可欠であると思います。
次章ではこれからの社会に必要となる
クリエイティブさ、について説明されていますので
こちらの内容も紹介していきます。
長くなりましたが、ここまで読んでいただき
ありがとうございました!
抹茶のり