みなさん、こんばんは!
抹茶のりです!
日に日に寒くなってきました。
朝は布団から出るのが億劫で、夜は夜ですぐに陽が沈み
暖かいお風呂に入って、早く布団で寝たくなります。
と、寒さにぼやいてしまいましたが
昔の人もこんな風にぼやいていたのではないでしょうか?
今回のテーマは
陰翳礼讃を音読で学ぶ です。
まず、これは何て読むんだ?と思われるでしょう。
文学に精通していなければ、きっと読めないかもしれません。
「いんえいらいさん」と読み、谷崎潤一郎の随筆です。
正直、ぼくも最初は全く読めませんでした!
では、タイトルを読めもしない作品とどう出会ったのか?
作家兼パブリックスピーカーの山口周氏の著書で
語彙力や文章力を身に付けるのに適している作品だと
紹介されていました。
読書をしていても、語彙力や文章力に自信がなく
どうすれば向上するのか、と悩んでいた時に
この作品が紹介されていたのが目に留まりました。
どうせ読むのなら、音読したほうが感情移入できると思い
毎日少しずつ読み進めています。
1933年~1934年に連載された作品であり
西洋の文化が浸透しつつある時代に
日本的な美の本質(美意識、美学)を詳細に描かれています。
未だ冒頭の部分しか読み進めていないのですが
当時の照明器具、暖房器具、厠について
西洋品と日本古来の品を比較し、日本の良さを表現されています。
作中の言葉は当時のままで、
瓦斯(ガス)、工藝(工芸)、煖房(煖房)といった
難しい字体のものや文法が登場し、普通に読み進めるのも
中々ホネがいります。
ですが、昔の文学作品を声に出すと
現代文学にはない独特な世界観を
文字を通して伝わってくるのが分かります。
ただ黙読しているだけではきっと素通りして
著者が当時どんな思いで生活していたのかが
分からないまま、読み終えていたのかもしれません。
まだまだ始めたばかりですが、日々の日課として
継続していけるよう努力します。
長くなりましたが
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
抹茶のり