みなさん、こんにちは!
抹茶のりです!
みなさんは冬のバイク運転で手袋やグローブが
どれだけ冷たく、つらいものかご存じでしょうか?
あれだけつらいものはそうそうありません(>_<)
今回はどうすれば冬の運転が改善されるのかを
「貼るカイロ」を用いて検証してみました。
カイロって使えるの?効果あるの?と疑問の方、
その疑問を解決すべく、検証してきましたので
カンタンにですが、紹介していきます。
<冬バイクのつらさ!>
運転経験のある方ならご存じでしょうが、
想像を絶するほど、ガチガチに冷えます!
その寒さ・冷たさは水仕事や冬山での活動に匹敵します。
何といっても、バイクは速度を上げれば上げるほど
走行風の影響で冷えていきます。
一般的に、時速60~80kmで走行した場合
体感温度は外気温のマイナス15℃前後になると言われます。
もちろん、その日の天候やバイク運転時の装備によって
温度の変化は生じますが、寒いのには変わりありません。
手が冷えることで一番のネックが
運転に支障をきたす、ということです。
車の場合は、基本車内の運転で、かつ煖房が効くので
比較的快適な状態で運転に集中することができます。
しかし、バイクの場合は
- 体がむき出し状態となる
- 自立しないバイクを操縦する
- 走行中に走行風を受ける
一例ですが、車よりも緊張感が必要となります。
その状態で体が冷える、そして手先が冷えることは
運転に集中できない要因となってしまいます。
そこで、今回はその対策に貼るカイロが有効なのか、という
以前から抱いていた疑問を検証することにしました。
<いざ検証!>
今回検証に用いたのは
つま先の上から貼るタイプのカイロを用いました。
形状が薄くて、グローブ内に入れやすいので
通常の長方形タイプではなく、こちらのタイプを選びました。
と、気付いている方も多いと思われますが
カイロの説明書には
肌に直接貼って使用してはならない
という内容が必ず記載されています。
長時間触れると「低温やけど」の危険があるためです。
(今回の検証はその危険性を理解した上で行いました)
グローブの内側に貼り付けます。
内側のイメージとして、このあたりに張り付けています。
ちなみに普段使用している冬用グローブは
品質や操作性がしっかりしており、
価格も約1万2千円と比較的高価で、2~3年愛用しています。
ですが、それでも真冬の寒さには残念ながら敵いません(>_<)
果たして、貼るカイロは効果あるのか
実際に走ってきました。
走行したときの条件は以下の通りです。
・天候:晴時々曇り
・気温:7~10℃
・風:特に無し(走行風は除く)
・運転時間:約6時間(1時間ごとに休憩有)
※カイロは8時間持続のタイプです
京都~滋賀の湖北を検証で走ってきました。
道中は山を越えるので、ワインディングが多く
木々に囲まれた自然あふれる道であり、
市内よりも気温は低く、天候が安定していませんでした。
路面が濡れていた箇所もあり、一時的に雨が
降っていたことが分かります。
カイロを開封した直後はすぐには温まらず
いつも通りの手が冷たい状態の運転となりました。
それから暫くすると、カイロがだんだん温まってきて
グローブ内も徐々に暖かくなりました。
グローブに貼っているカイロの場所が
ちょうど手首のあたりに位置し、血行が促進された為か
普段よりも寒さが和らいでいました。
しかし、肝心の手先、つまり指先の方に関しては
カイロの温かさが伝わりきらず、
普段の状態と変わり無く、寒い状態でした。
それでも手全体が冷えない為、普段よりも
寒くてつらい、という状況までには至りませんでした。
ですが、一日運転を終えて、グローブを外すと
カイロに触れていた部分は多少熱がこもったような
感触があり、低温やけどには至りませんでしたが
その一つ前の状態になっていたと思われます。
(翌日手を確認しましたが、幸い異常はありませんでした)
やはり、カイロの説明書に書かれている通り
カイロを長時間、肌に触れさせてはいけません!
使用時には衣類などの上に貼って使用してください。
ちなみに、本来の目的通りに
靴下の上に貼ると、つま先の寒さは解消されますので
足の防寒対策としては問題ありません(^_^)
<まとめ!>
今回の検証のまとめとしては
- グローブの防寒対策としては効果は薄い
- 低温やけどのリスクを負ってまで使用する意味はない
ということが分かりました。
本格的に防寒対策をするとしたら
- バイク用のアームカバーを付ける
- 電熱グローブを使用する
- 冬は短時間だけ運転する・極力運転しない
などの別の対策を行う方が良いでしょう。
アームカバーは暖かいけど外観がチョット…
電熱グローブは価格が高すぎる…、という懸念事項も
あるかと思いますが、ご自身の都合に合う方法で
対策を講じてみてください。
最後となりますが
低温やけどや運転の支障にきたす
恐れがありますので、今回検証した内容は
決して真似をしないでください!
今回の検証はそれらの危険性を十分理解し
あくまでも注意喚起という目的で行いましたので
もし真似をしても、責任を負いかねますのでご了承ください。
長くなりましたが
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
抹茶のり