みなさん、こんにちは!抹茶のりです。
本日8月26日はユースホステルの日です。
1909年ドイツ小学校教師シルマンが
子供たちの遠足時に大雨に遭い、とある小学校で雨宿りし
一晩過ごした経験を活かして、若者たちが経済的な旅を
しやすいようにユースホステルを創設しました。
現在コロナの影響で休館しているところが増えていますが
コロナが終息し、再び安全に旅行が出来る日が
来ることを待ち望んでいます。
本日も昨日に続き、斎藤孝教授の
”大人のための読書の全技術”の第2章を紹介していきます。
第2章 読書の量を増やす 速読の全技術
<量と質>
量より質、とよく使われる言葉ですが
この本を読むまで、1冊をゆっくりじっくり
読むものが普通だと考えていました。
しかし、齋藤教授によると
読書量を増やすには速読と精読を使い分けることが重要で
量を重ねることで質的な変化を起こす
”量質転化”が生まれるとのことです。
量を重ねることで知識が増え、本は知識で読み
IQで読むものではないと述べられています。
量を読むにあたって、まずは読みたい分野の本を
何冊か集中して読み、それが6~7冊あたりになると
知識が効率的に蓄積されて、8割以上のことが
理解出来ている状態になります。
何事においても、まずは量ということです。
量を増やしてもどうやって読めばいいのか、と
悩む方もおられますが、その方法が次となります。
<量を増やすためには>
量を増やす読書の方法として
まず、目を速く動かしていき、全体の中で
必要な部分をピックアップして集中的に読む
という方法が挙げられています。
次に、本を読む目的の設定、読了する時間的締切の設定の
2つを設定することです。
本を読む目的の例に、他の誰かに読んだ本の内容を説明する
と設定することで、内容の理解と整理が必要となり
併せて〇〇時間内に読む、〇〇日までに読む
と締切を設定すれば、通常よりも集中して読み
速読に繋がっていきます。
大抵の方が読み進める速度ばかりに焦点を当てますが
まずは目的と時間の設定をするだけでも
その後の読書が全然変わってくるのですね。
<本を買ったら…>
本を買った際、自宅で読み始めるのではなく
お店の近くのカフェ等に入り、20分程かけて
さっと内容を把握することをお勧めしています。
先程の時間的締切の効果に加え、買った時の
テンションを維持した状態で読むことで
集中して読書が出来ます。
その時にタイトル→帯→カバー袖文章→目次・見出しの
順番で目を通すだけでも、おおよその内容が掴めます。
確かに本屋で買うか買わないかを迷った末
買う決心をして、家へ持って帰る時はテンションが
とても上がり、幸福感があるのですが
家に帰った途端に買った安心感なのか
一旦寝かしてしまい、テンションが冷めてしまうので
この方法はとても参考になります。
<量を増やす読書法>
量を増やす読書法として
「逆算読書法」「2割読書法」の2つがあり
本全体ではなく、読む場所を限定するということです。
「逆算読書法」は 要約している最後の結論
つまり、大事なところから先に読む、ということです。
本の中で言えば、3~4章からメインに差し掛かり
終章に結論が書かれていることが多いです。
「2割読書法」は まず目次で全体を把握し
大事な部分と思われる2割の部分を見つけ出して
精読するという方法です。
本の内容すべてを細かく覚えることは出来ないので
大事な2割の部分を精読することが目的です。
これら2つの読書法を行う際
予め大事なキーワードを5~6個決めておき
ペンで印付けしたり、ページ端を折ったりすれば
スピードアップとなります。
この読書法を読むと、国語の試験での文章問題を
思い出し、試験中は制限時間がある為
文章全体はさっと、重要箇所をじっくり読み
内容を理解するよう努めていました。
普段の読書においても、要点を絞るだけでも
読書の質が変わることが分かります。
<同時並行読書術>
読書をする際には1冊ではなく、同時に複数冊読む
「同時並行読書術」を推奨されています。
数多く読書をしていくと、最初から最後まで読んだ本と
言い切れる本は少ないそうです。
これは著名人や知識人の方には多く
自分自身に置き換えても、そのように言い切れる本は無く
断片的に覚えているものばかりでした。
齋藤教授はそれを逆手にとって
”最後まで読めない本がたくさんある”というスタンスで
同時進行で速読し、速読時にセレクトした重要部分を
精読した方が有意義だと述べられています。
読書をすれば、あれも読みたいという誘惑が出て
この1冊を読むまでは手を付けない、と
今までは断念していましたが、前述の様な
スタンスがあれば、同時並行も出来るのかと
感心しました。
<まとめ>
この章では”質と量”の量に焦点を当てて
読書法を紹介されていました。
読書の目的と時間の設定、読む箇所を絞る
同時並行する等、方法を変えることで
誰でも量を増やすことが出来ると分かりました。
次の章では”質”について紹介されていますので
よろしくお願いします。
抹茶のり